BMW F31型 320d ツーリング レポート |
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購入して早1ヶ月、走行距離は4,000kmに満たないが、これから購入を考えている方の参考になればと思いレポートする。 |
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このモデルを選んだ理由 東京に単身赴任中であり、東京と奈良の往復に使用できる車が第一条件である。また、東京23区では駐車場の確保、特に屋内駐車場の場合は立体駐車場が殆どで、安い駐車場を確保するには背の高いSUVでは難しい。また、奈良で庭仕事をするにはホームセンターで器材を購入し、車で持ち帰るため、荷室の長さ2m程度確保できることが条件となる。従い、ステーションワゴン車がベストである。 |
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すっきりとした外観 長からず短かからず。4.7mの全長に上手く纏められたパッケージングとロングノーズが魅力です。Cセグメントと比較して長さ方向に余裕があり、見た目には随分と上級車のように見えます。特に気にっているのが、ボディーラインです。最近の車はラインが入らないのっぺりとしたデザインが多く、特に日本車はウインドウラインが水平ではなく後ろ上がりのデザインが多いのですが、私はこのような水平基調の車が好きです。 |
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駆け抜ける歓び オプション(128千円)の21インチホイールに装着されるのは、ポテンザS001ランフラットだ。前が225/40R19、後が255/35R19の極太タイヤで、エンジンパワーにタイヤが負けることはない。段差を超える時、多少のゴツゴツ感はあるが、乗り心地は悪くない。サスペンションとのチューニングはベンツより上手い。ブレーキはしょぼく、前後共にフローティングタイプだ。ブレーキの効きも甘く日本車並み、その分ホイールは汚れないが、これは要改善だろう。 ハンドリングは超一級だ。前後の重量配分を50:50に拘り、後輪駆動である以外にも、車両の回転中央が運転席辺りにあるのだろうか、「人馬一体」という言葉のように、車体が曲がってゆく。FF車を長く乗っていたたせいもあるが、今まではリアがカーブの内側にあるイメージ(無理やりに曲がっているイメージ)だったのが、今回は外に膨らむかの印象(自然に曲がって行くイメージ)がある。最初に買ったブルバード910の運転感覚に近い。 |
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ラグジュアリー Cセグメントに無いのはスバリこの部分です。Dセグメントになると各社インテリアにも力を入れるようになります。ドアトリムやダッシュボードのデザインに高級感が出てきます。ちょっとしたウッドのあしらいや皮シボ風のデザインにそれが現れます。 |
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安全装備 安全装備はオプションではなく標準で装備されます。レーダーと単眼カメラにより前車に追従して加速とブレーキを操作するアダプティブクルーズコントロール(ACC)は勿論、車線逸脱警報(ハンドルがブルブルと震える)、前車近接警告、衝突回避ブレーキ、レーンチェンジ警告(後続車を知らせる)が装備されます。 |
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スペースユーティリティー 購入理由となった荷室の広さと使い勝手について見て行こう。 トノカバーはトランク床下に収納可能である。バッテリーも床下にある。ランフラットタイヤなのでスペアタイヤも空気入れも装備されていない。ご周知だろうが、ランフラットはパンクしても100kmくらいは走行可能だが、タイヤは再利用できない。なるべくレッカー車を呼んだ方が良い。 |
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総評 高性能車という見方ではなく、ごく普通の日常使いの車として見れば、総合的に見てたいへん優秀な車だ。BMWのブランド力と3シリーズというプレミアム感は誰もが知るところである。 | |
Mパフォーマンス・ブレーキキット装着 BMWには、ディラーオプションの純正ブレーキキットが存在する。車種ごとに用意されており、ブレーキの変更に伴い車両システム(ECU)の書き換えも行う。もちろん車検はOKだ。 見た目の格好良さは勿論、ブレーキフィーリングも抜群だ。真綿でギューっと締め付けるような効きで、踏んだ分だけ確実にブレーキが作用する。ベンツAMGの純正ブレーキと同じフィーリングだ。 | |
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